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西京高校研修旅行で流氷に関するワークショップを行いました!

2023年3月6日、研修旅行で知床を訪れた京都市立西京高校の1年生60人を対象に、当財団で流氷の価値などを考えるワークショップを開催しました。

西京高校生が研修旅行で知床を訪れるのは3回目。これまではヒグマや観光をテーマとしてきましたが、今回は3月の研修旅行ということで「私たちが残したい・伝えたい流氷の価値」をテーマとし、その価値を残すための具体的な取り組みやアイディアを考えてもらうことにしました。

研修旅行に備え、2月にはZoomを使った事前授業で、中川元・業務執行理事が知床の生態系を支える流氷、地球温暖化によって海氷が減少していることなどを講義。生徒さんたちには事前にディスカッションやスライド準備などを行っていただいていました。知床に来てから生徒さんたちは流氷ウォークを楽しみ、プユニ岬で流氷を眺めたり、知床自然センターを見学したりし、実際に流氷を見て感じた経験も踏まえて、ウトロ漁村センターでのワークショップの発表に臨みました。

◎アイスアルジーからつながり作り出される豊かな生態系を価値と感じ、知床に関わるみんなで知床の生態系(食物連鎖)マップを作る!

◎流氷がもたらす栄養分によって美味しい海産物が獲れることに注目し、流氷ブランドとして京都の北海道物産展などで売り出したらどうか?

◎流氷ウォークを経験し、ここでしか見られない特異な景色が価値であるとし、観光業の収益を自然保護の強化につなげたらどうか?

などなど、ここには書き切れないほど多彩な発表がありました。発表内容に対して、ここはどうするの?ここがいいね!などと質疑応答も行い、中川業務執行理事より講評をお話ししてワークショップは終了しました。知床の生態系や生物多様性をしっかり理解し、生徒さん自身が実際に感じたことを盛り込んだ素敵な発表を聞かせていただきました。本当にどうもありがとうございました!

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