なぜ知床なの?

知床は過去の経験、さまざまな研究の蓄積があり、
現在進行形で多くの課題に向き合っている地域です。

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知床では行政、研究者、地域住民が一丸となって、研究や保全対策に取り組んできました。特に2004年に発足した「知床世界自然遺産地域科学委員会」では、さまざまな分野の第一線で活躍する研究者が知床の自然保護管理に助言を行い、現場では知床財団などの現地組織を中心に、実行体制が組まれています。

これまで知床で展開されてきた活動例

原生の森を再生しようと約40年前に始まった「しれとこ100平方m運動」
知床財団や博物館・郷土資料館による調査研究や保全活動
えさやり禁止キャンペーンをはじめとするヒグマとの共生のための取り組み
爆発的に増えたエゾシカの科学的な個体数管理と植生回復
漁業と海域保護とのバランスを図る計画の策定や河川生態系の復元
知床五湖の適切な利用ルールを定めるなどエコツーリズムの推進…等

 

世界自然遺産知床とは…

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北海道北東部の斜里町(人口約1万2千人)と羅臼町(人口約6千人)にまたがる知床。海から陸につながる類いまれなる生態系と生物多様性が評価され、2005年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。漁業、農業、観光業などの産業が盛んであり、住民たちは何かしらの自然の恵みを享受して生活を送っています。

 

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2016/10/04