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知床ネイチャーキャンパス2023の内容紹介 ②エゾシカ管理・実習編
当財団は2023年8〜9月にエゾシカ、9〜10月にヒグマをテーマにした知床ネイチャーキャンパス2023・ステップアッププログラムを開催します。前回からプログラム内容を分けてご紹介していますが、今回はエゾシカ管理の実習内容についてご紹介します!
エゾシカ管理 現地実習・ワークショップ演習
2023年9月27日(水)〜30日(土)
※最終日は朝の修了式のみ
9月27日(水)実習1日目(予定)
実習① 世界遺産地域における生物多様性保全とエゾシカ管理
実習② 100平方メートル運動における森林復元とエゾシカ管理
27日(実習1日目)は、8:30に宿舎である知床第一ホテルに集合し、簡単なオリエンテーションなどを行った後、主に世界遺産地域内のエゾシカ管理の現場を訪れます。大規模なエゾシカ柵を見学したり、エゾシカによって影響を受けている植生とその回復状況などを学ぶ予定です。斜里町が進める100平方メートル運動の現場でも、長年エゾシカの食害対策を行いながら進めている森林復元の取り組みについて学びます。
9月28日(木)実習2日目(予定)
実習③ 世界遺産隣接地域におけるエゾシカ管理
実習④ 知床におけるエゾシカ狩猟
実習⑤ 捕獲個体の有効活用と流通1 エゾシカ肉の製造・加工
実習⑥ 捕獲個体の有効活用と流通2 エゾシカ加工品のブランド化
28日(実習2日目)は主に世界遺産地域に隣接する森林などで行われている管理を学びます。若手狩猟者との交流のほか、エゾシカ肉の加工、流通など、狩猟や有害捕獲によって獲られたエゾシカの有効活用についても考えます。
29日(3日目)は実習内容を踏まえたワークショップを行います。
(後ほど詳しくご紹介します。)
<実習講師>
宇野 裕之さん
東京農工大学大学院農学研究院特任教授
野生動物管理教育研究センター長
知床世界自然遺産地域科学委員会委員
オンデマンド配信講義、ケースメソッド授業に続き、現地知床でもご指導いただきます。
金川 晃大さん
公益財団法人知床財団 保護管理事業係長
野生動物対策を担当し、日々、現場対応やモニタリングに携わっていらっしゃいます。
寺屋 翔太さん
斜里町役場 総務部 環境課 主事
野生動物対策を担当し、行政の面から現場のマネジメントを行なっていらっしゃいます。
実際に現場を歩き、対策担当者や若手狩猟者らと交流し、知床の自然やエゾシカ管理を肌で感じることができる実習になると思います。またエゾシカだけでなく、ニホンジカや野生動物管理全般にも通じる内容ですので、多くの方のご参加をお待ちしています!
次回はヒグマ管理の実習について紹介します。
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知床ネイチャーキャンパス2023・ステップアッププログラム
Part1 エゾシカ管理
<スケジュール>
録画講義(オンデマンド配信)
2023年8月10日(木)〜9月15日(金)
※期間内に各自視聴
ケースメソッド授業(オンライン開催)
2023年9月16日(土)14:00〜17:00(予定)
2023年9月17日(日)9:30〜12:30(予定)
現地実習・ワークショップ演習
2023年9月27日(水)〜30日(土)
※最終日は朝の修了式のみ
Part2 ヒグマ管理
<スケジュール>
録画講義(オンデマンド配信)
2023年9月8日(金)〜10月20日(金)
※期間内に各自視聴
ケースメソッド授業(オンライン開催)
2023年10月21日(土)14:00〜17:00(予定)
2023年10月22日(日)9:30〜12:30(予定)
現地実習・ワークショップ演習
2023年10月28日(土)〜31日(火)
※最終日は朝の修了式のみ
定員 Part1:20人、Part2:20人 (先着順)
参加費:35,000円(大学生・大学院生)、45,000円(社会人)
※講義・ケースメソッド・現地実習・演習のすべてのプログラム参加費(受講料込み)です。
現地実習・演習時の滞在費を含みます。宿舎までの往復交通費は各自負担です。
申込先
Googleフォームより、必要事項を記入の上、お申し込みください。
https://forms.gle/rKgZbVTMZ6zicUsp8