知床も動きはじめています
ここ数日の斜里町は非常に暖かく、今日4月21日も最高気温は20度を超えています。春らしさを感じる、というよりやや暑いくらいの印象です。
昨日は今年度の知床ネイチャーキャンパスの打ち合わせでウトロに行ってきました。車の往来は多くありませんでしたが、そこかしこでクレーンが定置網漁の網を持ち上げているなど、漁の準備の様子を見ることができました。人々がシーズン開始に向けて動き出しているのを感じます。
観光についても同様で、ウトロの道の駅や知床自然センターの駐車場はまだまばらでしたが、知床五湖はちょうど昨日からオープンだったようです。知床横断道路の除雪も7,8割終了しているとのことで、近く開通のアナウンスを聞くことができそうです。
自然センター周辺からは快晴の空の下、まだ雪の残る知床連山をよく望むことができました。林内の雪は溶け、地面のササが顔を見せはじめています。木々はまだ葉をつけていないので、林内の様子もよくわかり、野鳥の観察にはうってつけの時期だそうです。ほんの少し道路沿いを歩いたのですが、アカゲラのドラミングを聞くことができました。
自然センターから知床五湖までの区間は車で足早に通り過ぎてしまいがちですが、のんびり散策したり、自転車をレンタルしてゆっくり走ったりするのも良さそうです。夏期とはまた違った趣を楽しめると思います。
(事務局・船木大資)