野生生物との共存とは?
こんなときどうしたらいいの?・・・問題解決は容易ではありません
case1
ある県庁所在地の地方都市。最近、イノシシの目撃が相次いでいます。郊外の農作物が荒らされるばかりでなく、住宅街で我が物顔でゴミをあさる姿も。街では出没するイノシシに餌をあげている人もいるとか。
車との衝突事故も発生。このままでは、人間もイノシシも不幸になってしまうような気がします…。
車との衝突事故も発生。このままでは、人間もイノシシも不幸になってしまうような気がします…。
case2
風光明媚なある国立公園。シカが爆発的に増えて、植生に影響を与えています。公園内で咲く花、育つ草の種類が変わってきました。
多くの木の皮もはがれ、若木は無くなりました。植生が変わると、地滑りなどの原因になることもあるそうです。
近くで暮らす住民もいるのに、この環境はどうなってしまうのでしょう。
多くの木の皮もはがれ、若木は無くなりました。植生が変わると、地滑りなどの原因になることもあるそうです。
近くで暮らす住民もいるのに、この環境はどうなってしまうのでしょう。
case3
漁業がさかんなある小さな町。最近アザラシが漁網に入って魚を食べたり網を壊したりし、困った存在になっています。
漁業被害は住民にとって死活問題。駆除してほしいという要望がある一方で、絶滅危惧種のアザラシは守らなければという声も。地域の産業を守りながら、共存してゆく手立てはないものでしょうか。
漁業被害は住民にとって死活問題。駆除してほしいという要望がある一方で、絶滅危惧種のアザラシは守らなければという声も。地域の産業を守りながら、共存してゆく手立てはないものでしょうか。
このような現実に対しさまざまな立場から多様な意見 があります。有効な対策と合意形成が求められます。
しかし現場では・・・
このような問題に取り組まなければならない自治体職員に専門知識がない…
野生生物の捕獲を担ってきたハンター(猟友会)の高齢化が著しい…
その結果
適切でない対処、小手先だけの対処をして、 根本的な解決に至らない
逆に自然環境に悪い影響を与えてしまう
地域の衰退も進む一方
そこで・・・
全国にワイルドライフマネジャーが必要です!
野生生物や環境について専門知識と管理技術を持っている
各地域の実情をよく理解している
地域住民と対話を重ね、良好なコミュニケーションをとれる
適切な計画を立てて合意を形成し、それを実行できる…etc
2016/10/17