モンベルと包括連携協定を締結しました
2025年12月26日、公益財団法人知床自然アカデミー(代表理事 梶光一)と株式会社モンベル(本社大阪 代表取締役会長兼CEO辰野勇)は、野生動物の適正な保護管理を担う人材の育成・教育を推進し、自然環境及び生物多様性の保全に貢献することを目的として包括連携協定を締結いたしました。今後この目的のため、同社と様々な面で協力して参ります。ご存じの通り、株式会社モンベルはアウトドア用品、特に登山に関連した革新的機能をもつ商品の企画・製造・販売を通じて社会に貢献しています。特に同社の「7つのミッション」ではその冒頭に「自然環境保全意識の醸成」を掲げ、広報やイベント、商品を通じてそれらに寄与する活動を推進してきました。当財団は、知床ネイチャーキャンパスや各種オンライン講座を通じて、野生生物保護管理教育と専門的人材育成を推進してきました。
この20年間、日本全国のみならず広く世界各地で、野生生物、特に大型哺乳類と人間社会との軋轢が激化しています。その一方で、絶滅の危機に瀕している生物が数多く存在し、自然生態系と生物多様性保全の重要性が日に日に高まっています。両者が協力して、こうした世界的課題に向き合っていく所存です。

