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京都市立西京高校1年生・研修旅行の知床学習を担当しました!

2025年3月3日(月)、研修旅行で知床を訪れていた京都市立西京高等学校1年生を対象に、当財団で知床の自然に関するレクチャーと振り返り・まとめのワークショップを行いました。

研修旅行に先立ち、2月13日にオンラインで行った事前授業では、当財団の中川元・業務執行理事が「冬こそわかる知床の生態系」と題して流氷から始まる生態系の特徴を解説しました。またインバウンド向けガイドの寺山元さん(Buen Camino!代表)には、冬のアクティビティの楽しさやリスクについてお話しいただきました。

そして研修旅行本番。生徒さんたちは実際に知床に来てから、流氷ウォークやフレペの滝のスノーシューツアーに参加し、冬の自然を体験。3日は世界遺産センターで、中川元・業務執行理事が海氷ができるメカニズムや近年海氷面積が減少傾向であること、改めて海と川と陸のつながりについてお話ししました。

その後、個人で印象に残ったことや驚いたことなどを振り返り、班ごとに共有。最後に知床の自然はどんな自然だったかを具体的経験の数々からまとめて(抽象化して)もらい、それぞれその理由を発表して全員で共有しました。

「教科書的な言葉ではなく、体験したからこその言葉を探そう」というリクエストに沿って、生徒さんはそれぞれの感性で知床の自然を表す素敵な言葉を見つけてくれました。今回の体験から生態系のつながりや人と野生動物の共存など、知床の自然の本質のようなものをしっかり理解してくれていることがわかりました。これらの経験をぜひ今後に活かしてほしいと思っています。皆さん、どうもありがとうございました!

流氷が今後もずっと知床に来てくれますように!との願いを込めて、模造紙に流氷の海をつくりました。

今シーズンは到来が遅かった流氷ですが、3月3日午後のウトロにはしっかり接岸していました。

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