イベント お知らせ ブログ ワイルドライフマネジメント 日記 知床の自然

知床ネイチャーキャンパス2023の内容紹介 ④ワークショップ演習・オープンキャンパス編

当財団は2023年8〜9月にエゾシカ、9〜10月にヒグマをテーマにした知床ネイチャーキャンパス2023・ステップアッププログラムを開催します。前回のエゾシカ管理、ヒグマ管理の実習に続き、今回はワークショップ演習とオープンキャンパスについてご紹介します!

エゾシカ管理(9月29日)、ヒグマ管理(10月30日)ともに、現地での3日目はこれまでの学習(講義、ケースメソッド、現地実習)のまとめとして、ワークショップを行います。

<ワークショップ演習講師>

敷田 麻実さん

北陸先端科学技術大学院大学教授
知床世界自然遺産地域科学委員会委員
適正利用・エコツーリズムWG座長

敷田講師の講義を挟みながら、4〜5人のチームで、エゾシカと人、ヒグマと人のより良い関係をつくるための具体案を考えていただきます(具体的なテーマは、開催日が近くなりましたら受講生にお伝えします)。提案作成の過程では、他の講師の方々にもアドバイスをいただいたり、質問に答えていただいたりする予定です。

過去の知床ネイチャーキャンパスのワークショップの様子

夕方までに具体案をまとめ、発表は地域の方々も交えた「オープンキャンパス」で行います。受講生や講師だけでなく、関係機関や地域の方々にもご参加いただき、発表内容に関して意見や感想を伺います。

過去の知床ネイチャーキャンパスのオープンキャンパスの様子

この形式のワークショップは、ネイチャーキャンパスを始めた2016年から、現地開催のたびにブラッシュアップしながら続けています。野生動物管理の現場では、多様な価値観を持つステークホルダーとの合意形成が重要視されています。今回のワークショップでも、チーム活動に積極的に参加することで現実の疑似体験ができ、コミュニケーションや合意形成能力向上につながるものと考えています。

議論の過程では意見が合わなかったり、提案がまとまらなかったりすることがあるかもしれません。ただ最終的には、チームメンバーと協力して一つの案をまとめて発表することで、自分とは違う多様な意見に触れ、視野が広がり、大きな学びを得ることができるのではないでしょうか。これらの体験が、その後の仕事や学校生活(研究)にも大いに役立つものと考えます。

最後に地元の方々も交えた懇親会を行い、翌日(エゾシカ管理:9月30日、ヒグマ管理:10月31日)朝の簡単な修了式で修了証を授与し、プログラムは終了します。

4回に分けてお届けしたプログラムの内容紹介はこれで終了です。エゾシカ管理、ヒグマ管理とも多くの皆様のご参加をお待ちしています!

--------------------------------
知床ネイチャーキャンパス2023・ステップアッププログラム

Part1 エゾシカ管理
<スケジュール>
録画講義(オンデマンド配信)
2023年8月10日(木)〜9月15日(金)
※期間内に各自視聴

ケースメソッド授業(オンライン開催)
2023年9月16日(土)14:00〜17:00(予定)
2023年9月17日(日)9:30〜12:30(予定)

現地実習・ワークショップ演習
2023年9月27日(水)〜30日(土)
※最終日は朝の修了式のみ

Part2 ヒグマ管理
<スケジュール>
録画講義(オンデマンド配信)
2023年9月8日(金)〜10月20日(金)
※期間内に各自視聴

ケースメソッド授業(オンライン開催)
2023年10月21日(土)14:00〜17:00(予定)
2023年10月22日(日)9:30〜12:30(予定)

現地実習・ワークショップ演習
2023年10月28日(土)〜31日(火)
※最終日は朝の修了式のみ

定員 Part1:20人、Part2:20人 (先着順)
参加費:35,000円(大学生・大学院生)、45,000円(社会人)
※講義・ケースメソッド・現地実習・演習のすべてのプログラム参加費(受講料込み)です。
 現地実習・演習時の滞在費を含みます。宿舎までの往復交通費は各自負担です。

申し込み先
Googleフォームより、必要事項を記入の上、お申し込みください。
https://forms.gle/rKgZbVTMZ6zicUsp8

-イベント, お知らせ, ブログ, ワイルドライフマネジメント, 日記, 知床の自然