知床ネイチャーキャンパス2023 Part1:エゾシカ管理を開催します!
2023年8〜9月、「知床ネイチャーキャンパス2023・ステップアッププログラム Part1:エゾシカ管理」を開催します。
今回のネイチャーキャンパスでは、講義・ケースメソッド授業・現地実習・ワ ークショップ形式の演習を通じて、野生動物管理について複合的に学習します。専門家から管理についての基礎的な知識を学ぶだけではなく、受講生同士の交流・ディスカッションを通じて互いに学び合い、また合意形成能力をはじめとする実践的能力を高めることに特色があります。さらに様々な大学・組織・地域から野生動物管理に関心を持つ受講生が集い、貴重なつながりを作ることができるのも魅力です。
STEP1:オンデマンド配信講義(オンライン)
「エゾシカの生態と管理」(仮題・90分)の録画講義を各自視聴し、基礎的な知識を身につけます。期間中は何度でも視聴可能です。
STEP2:ケースメソッド授業(オンライン)
管理担当者目線で書かれた教材をもとに、管理が抱える課題についてディスカッションを行います。各々の意見を共有し、管理への視野を広げましょう。
STEP3:現地実習
現場の担当者や専門家たちと、世界遺産地域や市街地などを歩きます。実際の現場に立ち人々と交流することで、管理の実態や課題への理解を深めましょう。
STEP4:ワークショップ演習
プログラムのまとめとして、今後の管理のビジョンや対策について具体的に提案してください。ワークショップを通じて、皆で協力しながらアイディアを形にしていく技術を学びま す。提案は地域の人たちに向けて発表していただきます。
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<スケジュール>
オンデマンド講義
2023年8月10日(木)〜9月15日(金)
ケースメソッド授業
2023年9月16日(土)14:00〜17:00(予定)
2023年9月17日(日)9:30〜12:30(予定)
現地実習・ワークショップ演習
2023年9月27日(水)〜30日(土)
※30日は朝の修了式のみ
実習フィールド:知床世界遺産地域と周辺地域
演習会場・宿舎:知床第一ホテル
実習演習内容
1日目(27日)8:30 知床第一ホテル集合
実習① 世界遺産地域における生物多様性保全とエゾシカ管理
実習② 100平方メートル運動における森林復元とエゾシカ管理
実習③ 世界遺産隣接地域におけるエゾシカ管理
場所:100平方メートル運動地・国有林など
2日目(28日)
実習④ 知床におけるエゾシカ猟
実習⑤ 捕獲個体の活用と流通1 エゾシカ肉の製造・加工
実習⑥ 捕獲個体の活用と流通2 エゾシカ加工品のブランド化
場所:ウトロ市街地・その周辺地域など
3日目(29日)
ワークショップによる具体的対策やビジョンの提案
オープンキャンパス(発表会)
懇親会
4日目(30日)9:00解散
修了式
場所:知床第一ホテル
定員:20人
参加費:35,000円(大学生・大学院生)、45,000円(社会人)
※講義・ケースメソッド・現地実習・ワークショップ演習のすべてのプログラムの参加費(受講料込み)です。
※実習演習期間中の宿泊費・食費(1食分を除く)を含みます。宿舎(斜里町ウトロ)までの往復交通費は各自負担です。
<講師>
◎宇野裕之さん(講義、ケースメソッド授業、現地実習、ワークショップ演習)
東京農工大学大学院農学研究員特任教授
野生動物管理教育研究センター長
◎敷田麻実さん(ケースメソッド授業、ワークショップ演習)
北陸先端科学技術大学院大学教授
◎金川晃大さん(現地実習・演習)
公益財団法人知床財団 保護管理事業係長
◎寺屋翔太さん(現地実習・演習)
斜里町役場総務部環境課主事
主催:公益財団法人知床自然大学院大学設立財団
お申し込み
以下のGoogleフォームより必要事項を記入の上、お申し込みください。
https://forms.gle/rKgZbVTMZ6zicUsp8
9〜10月には「ステップアッププログラム Part2ヒグマ管理」も開催します。
Part2ヒグマ管理についてはこちら