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知床サスティナブルウィークがはじまりました

次第に秋らしくなってきた斜里町ですが、本日、10月1日(金)から「知床サスティナブルウィーク」がはじまりました。期間は10日(日)までで、「世界自然遺産・知床からサスティナビリティへの気づきをメッセージする」ことをねらいとして、持続可能性を発信する様々な試みが知床自然センターを中心に行われます。

会場となる知床自然センター

社会的に注目されているのは「知床オータムバスデイズ」における「ナショナルパークシャトル」です。10月1日からの3日間、知床自然センターから知床五湖・カムイワッカ方面へはマイカーでの乗り入れができなくなり、代わりに無料のシャトルバスが運行します。また2006年以来立入禁止になっていたカムイワッカ湯の滝一の滝以奥が15年ぶりに個人向けに解放されます。こちらもバスデイズの3日間のみの限定利用となっており、また利用にあたっては予約・手続きが必要です。いずれも長きにわたって議論されてきた知床国立公園の適正利用実現のための取り組みの延長線上にあります。今回の社会実験が今後の知床の利用のあり方を左右すると言えるでしょう。

カムイワッカ湯の滝

また個人的には、岩尾別ふ化場バスツアーや知床を題材とした様々なアートの取り組みにも注目しています。知床は原生的な自然環境や豊かな野生動物というイメージが強いところですが、これらの新たな試みがどんなイメージを提示し、私たちに喚起させるのか。こうした点もこのサスティナブルウィークの興味深いところです。ふ化場のバスツアーはすでに満席とのことであり、一般的な関心の高さがうかがえます。

なお先日当財団で主催したオンライントークセッションでスピーカーをしていただいた村上晴花さんも「サスティナブルトーク」に登場するほか、村上さんが代表を務める「知床ゴミ拾いプロジェクト」も実施されます。様々な取り組みが行われるサスティナブルウィーク、知床にお越しの方は参加してみてはいかがでしょうか。私も今週末に参加する予定ですので、その模様はまたブログでお伝えしたいと思います。

 

参考

・知床サスティナブルウィークHP

https://sustainablefes.shiretoko.or.jp

(事務局・船木)

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