設立の経緯

構想の起源と経緯

知床自然大学構想は、1986年(昭和61年)策定の第3次斜里町総合計画に盛り込まれた「国際自然大学の開設」が出発点です。その後、第4次総合計画、第5次総合計画に引き継がれ、町職員を中心に長年検討されてきました。

2003年3月には庁内プロジェクトによる検討報告書がまとめられましたが、それ以降、町の財政状況が悪化したこと等から検討作業は一時中断されました。一方、民間レベルの「知床自然大学ワーキンググループ」が2007年に発足し、同グループが作成した大学構想案が2008年(平成20年)に町へ示されました。町はこれらの動きを踏まえてそれまでの検討内容を総括し、あらためて町民との協働による大学構想づくりを平成22年度よりスタートすることとしました。

上記の経緯を受けて、各分野の有識者と町職員からなる構想検討の機関として「知床自然大学構想づくり協議会」が2010年(平成22年)7月に発足しました。9回の検討会議と3回の研修会(講演会)を開催し、知床自然大学構想案をまとめて2012年(平成24年)2月、斜里町長へ提案しました。知床自然大学ワーキンググループは、この構想案に沿って、大学院大学設立を目指した設立構想の作成と実現へ向けた活動を開始し、「一般財団法人知床自然大学院大学設立財団」を、2013年1月20日に設立いたしました。

※当法人は、2014年1月30日に内閣総理大臣から公益認定を受け、「公益財団法人知床自然大学院大学設立財団」になりました。

2016/10/04