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知床ネイチャーキャンパス2023の内容紹介 ③ヒグマ管理・実習編
当財団は2023年8〜9月にエゾシカ、9〜10月にヒグマをテーマにした知床ネイチャーキャンパス2023・ステップアッププログラムを開催します。前回のエゾシカ管理の実習に続き、今回はヒグマ管理の実習内容についてご紹介します!
ヒグマ管理 現地実習・ワークショップ演習
2023年10月28日(土)〜31日(火)
※最終日は朝の修了式のみ
10月28日(土)実習1日目(予定)
実習① 世界遺産地域におけるヒグマ対策1
観光との両立(知床五湖など)
実習② 世界遺産地域におけるヒグマ対策2
普及啓発(知床自然センターなど)
28日(実習1日目)は、8:30に宿舎である知床第一ホテルに集合し、簡単なオリエンテーションなどを行った後、主に世界遺産地域内で人とヒグマの距離感が問題になっている現場を訪れたり、ヒグマとの共存のためのルールが運用されている知床五湖をネイチャーガイドの案内で散策します。知床自然センターでは、観光客へのアナウンスを担当する職員から普及啓発の工夫などをお聞きします。
10月29日(日)実習2日目(予定)
実習③ 協働によるヒグマ対策(知床ゴミ拾いプロジェクト)
実習④ 市街地におけるヒグマ対策1
住民との共存(市街地各地)
実習⑥ 市街地におけるヒグマ対策2
普及啓発(世界遺産センターなど)
29日(実習2日目)はヒグマがウトロ市街地に出てこないよう、地域の方が中心になって開催しているゴミ拾い活動に参加します(知床ゴミ拾いプロジェクト)。ヒグマとの共存のために地域住民が行う活動の意義、多くの人の巻き込み方などを主催者の方にお話しいただきます。また、それ以外の市街地におけるヒグマ対策、普及啓発活動の様子を見学します。
30日(3日目)は実習内容を踏まえたワークショップを行います。
(後ほど詳しくご紹介します。)
<実習講師>
間野 勉さん
北海道立総合研究機構 エネルギー・環境・地質研究所 専門研究員
IUCN/SSCクマ専門家グループ日本委員
知床世界自然遺産地域科学委員会委員
オンデマンド配信講義、ケースメソッド授業に続き、現地知床でもご指導いただきます。
梶 光一さん
東京農工大学名誉教授
兵庫県森林動物研究センター所長
知床世界自然遺産地域科学委員会委員
山本 幸さん
公益財団法人 知床財団事業部長
羅臼地区・ウトロ地区で普及啓発や公園管理に長く携わっていらっしゃいます。
新庄 康平さん
公益財団法人 知床財団保護管理事業係 主任
野生動物管理の現場業務のほか、調査研究も担当されています。
全道各地でヒグマの目撃や事故が相次ぎ、人とヒグマの関係がこれまで以上に注目されています。知床は長年人とヒグマの共存を掲げてさまざまな対策を行ってきた先進地であり、試行錯誤を繰り返している多くの地域の一つ。今回の実習は、より深く人とヒグマの関係を考える機会になることと思います。またヒグマだけでなく、野生動物管理全般にもつながる内容ですので、多くの方のご参加をお待ちしています!
次回はワークショップ演習・オープンキャンパスについて紹介します。
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知床ネイチャーキャンパス2023・ステップアッププログラム
Part1 エゾシカ管理
<スケジュール>
録画講義(オンデマンド配信)
2023年8月10日(木)〜9月15日(金)
※期間内に各自視聴
ケースメソッド授業(オンライン開催)
2023年9月16日(土)14:00〜17:00(予定)
2023年9月17日(日)9:30〜12:30(予定)
現地実習・ワークショップ演習
2023年9月27日(水)〜30日(土)
※最終日は朝の修了式のみ
Part2 ヒグマ管理
<スケジュール>
録画講義(オンデマンド配信)
2023年9月8日(金)〜10月20日(金)
※期間内に各自視聴
ケースメソッド授業(オンライン開催)
2023年10月21日(土)14:00〜17:00(予定)
2023年10月22日(日)9:30〜12:30(予定)
現地実習・ワークショップ演習
2023年10月28日(土)〜31日(火)
※最終日は朝の修了式のみ
定員 Part1:20人、Part2:20人 (先着順)
参加費:35,000円(大学生・大学院生)、45,000円(社会人)
※講義・ケースメソッド・現地実習・演習のすべてのプログラム参加費(受講料込み)です。
現地実習・演習時の滞在費を含みます。宿舎までの往復交通費は各自負担です。
申込先
Googleフォームより、必要事項を記入の上、お申し込みください。
https://forms.gle/rKgZbVTMZ6zicUsp8