【ワイルドライフマネジメントNews】生物多様性基本法制定10周年記念シンポジウム
「生物多様性基本法」が制定されて今年で10年。この10周年記念シンポジウム『レッドリストと種の保存』が、6月に早稲田大学で開催されます。レッドリストとは絶滅種や絶滅の危険に直面している種のリストです。我が国では環境省が1991年に公表して以来、数年おきに見直しを行って現在は第4次レッドリストとして公表されています。多様な生物が絶滅することなく存続し、種の多様性が確保されることが自然生態系を守ることにつながります。種の絶滅を防ぎ生物多様性を守るための法律が「種の保存法(1992年制定)」と「生物多様性基本法(2008年制定)」です。
このシンポジウムでは専門家や行政担当者の講演・パネルディスカッションがありますが、当財団の専門委員の松田裕之さんや顧問の渡辺綱男さんも登壇されます。レッドリストのあり方や課題を考える大変有意義なシンポジウムと思います。
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生物多様性基本法制定10周年記念シンポジウム
~レッドリストと種の保存~
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【期 日】2018年6月2日(土)
【時 間】10:00~17:00(開場:9:30)
【会 場】早稲田大学・早稲田キャンパス3号館4階402号教室(新宿区西早稲田1-6-1)
https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus
【主 催】(公財)WWFジャパン、(公財)日本自然保護協会、(公財)日本野鳥の会
【共 催】IUCN日本委員会、イルカ&クジラ・アクション・ネットワーク、グリーンピース・ジャパン、トラ・ゾウ保護基金、野生生物保全論研究会
【後 援】「野生生物と社会」学会、一般社団法人日本生態学会
【参加費】無料
【定 員】280名
【申し込み】件名に「基本法10年シンポ」と明記し、お名前、ご所属、メールアドレスをご記入の上、次のアドレスまでメールにてお申し込みください。
*申し込みアドレス:fish@wwf.or.jp
【プログラム】
■第一部
来賓挨拶
開会挨拶・趣旨説明
【講演】
・生物多様性基本法制定の経緯(田島一成 元環境副大臣)
・生物多様性総合評価(JBO)におけるレッドリスト評価(中静透 総合地球環境学研究所特任教授)
■第二部
趣旨説明
【話題提供】
・種の保存を中心とした環境省の生物多様性保全施策について~改正種の保存法を踏まえた今後の取組に向けて~(奥田直久 環境省自然環境局自然環境計画課長)
・IUCNレッドリスト評価について(仮題)(IUCN交渉中)
・レッドリストの基本的な考え方(石井実 大阪府立大学教授)
・環境省・水産庁の海洋生物レッド見直しに向けた評価基準の考え方(松田裕之 横浜国立大学教授)
・IUCNレッドリスト評価のニホンウナギの考え方(海部健三 中央大学准教授)
パネルディスカッション
テーマ:「レッドリストを活用した生物多様性保全」
コーディネーター(渡邉綱男:IUCN日本委員会会長)
レッドデータブック:レッドリスト記載種について生息状況や保護上の課題を解説した書籍。各分類群毎に刊行されている。写真は哺乳類編。
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