札幌シャチの会を開催しました
2018年4月20日(金)、札幌市で、当財団の札幌圏賛助会員、支援者の集いである「札幌シャチの会」の第2回例会を開催しました。
北海道環境財団の小林三樹・理事長に講演いただいた2月の第1回に続き、2回目の開催です。第1回例会についてはニュースレター第14号に詳報していますので、ぜひご覧ください。(ニュースレター第14号)
今回は14名が参加。講師に北海道大学名誉教授で、一般社団法人北海道地域農業研究所副理事長、研究所長の飯澤理一郎さんをお招きし、「北海道農業の現状と課題」をテーマに講演いただきました。
飯澤さんは、農家戸数が激減し、人手不足で必要労働の少ない農産物生産への移行が進んでいること、メガFTA(TPP11、日豪EPA、日欧EPA等)の波が押し寄せていることのほか、耕地面積が減っていく(耕境後退)中で、荒地となった農地を放置すれば鳥獣・病原・雑草被害の温床になること、植林転用による良好な管理・保全が求められることなどを解説。
今から必要な対策の基本は人材育成にあり、管理・保全の「技術」を身に付けた専門家の育成であること、「知床自然大学院大学」の社会的、歴史的背景もそこにあるのではないか、とのお話もいただきました。
参加者からは質問や意見も多く出て、参加者同士の交流はもちろん、充実した学びの場になったと思います。次回は6月22日(金)、午来昌・元斜里町長を講師に迎えて第3回例会を開催します。詳しくは下記ご覧ください。
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札幌シャチの会 第3回例会
講師:午来 昌氏(NPO法人日露平和公園協会理事長・元斜里町長)
演題:「なぜ知床自然大学をめざすのか」
日時:2018年6月22日(金) 午後6時30分〜8時
場所:札幌エルプラザ2階 環境研修室1(札幌市北区北8条西3丁目)
参加費:お一人様500円(資料代)
申し込み先:FAX(0152-26-7773)
E-mail(sizendaigaku@wine.plala.or.jp)
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