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知床ネイチャーキャンパス2016のご報告 No.2

前回に引き続き、10月9、10日に開催した「知床ネイチャーキャンパス2016」の模様をご報告します。

今回は10日に行った実習編のその1です。
前日にみっちり講義を受け、いざ知床のフィールドへ!
10月上旬にしてはとても寒く、不安定なお天気でしたが、
各現場でいろいろなことを学ぶことができました。

まず向かったのが、知床自然センターそばの「しれとこ100平方メートル運動ハウス」です。

100平方メートル運動ハウス

「しれとこ100平方メートル運動」とは、
1977年に知床・斜里町が始めたナショナルトラスト運動。
乱開発の危機にあった知床国立公園内の開拓跡地を寄付を募って保全し、
原生の森を復元する取り組みです。
http://100m2.shiretoko.or.jp/about/

100平方メートル運動ハウス内

ハウス内にはこれまでの取り組みを解説するパネル、
寄付者のネームプレートなどが展示されています。
実習講師である増田泰・知床財団事務局長から、
これから向かう運動地の概要について説明を受けました。

エゾシカ

帰り際、知床自然センターの敷地内でオスのエゾシカに遭遇。

次に向かったのが、実際の100平方メートル運動地。
森づくりの現場ですが、近年は増えすぎたエゾシカの食害などに悩まされています。

エゾシカ捕獲柵

エゾシカの囲いワナを見学し、仕組みやなぜここに設置されているかの説明を受けました。

エゾシカ捕獲柵内部

実際に内部も見学。

 

エゾシカ柵

知床の森に張り巡らされているエゾシカ柵を見学し、
柵の内外での植生の違いなどを観察しました。
柵のメンテナンスの苦労や、シカとの知恵比べが続いている現状について、
実際に歩いて、見て、聞いて、実感することができました。

次回はご報告No.3(実習編その2)として、
知床五湖、岩尾別川流域での実習の模様をお伝えします!

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