国内初の世界自然遺産に関する条例が、昨日の北海道議会で可決されました。
名称は「北海道知床世界自然遺産条例」です。知床の普遍的な価値を改めて見つめ直し、知床の豊かな生態系をよりよい形で次世代に継承しようとする条例です。条例には道や道民、来訪者の責務が明記され、道や関係行政機関が連携して知床の保全やエコツーリズムを推進することが謳われています。加えて、保全の担い手の育成や、他地域の模範となるような先進的な取り組みの推進、必要な財政上の措置が明記されており、力のこもった内容になっています。施行は4月1日。知床の保全と適正な利用の推進に資する条例として大いに期待したいと思います。(中川)
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