代表理事より「大学院大学開設目標年次について」
2016/10/02
ご支援・ご協力いただいている皆様へ
2015年12月
公益財団法人知床自然大学院大学設立財団代表理事 田中俊次
知床自然大学院大学開設目標年次について
日頃より当財団の運営にご支援ご協力いただいております皆様に厚く御礼申し上げます。
2013年の設立財団発足当時より、大学院大学の開設目標を2017年度として、これまで準備の活動に取り組んで来ました。大学院計画策定を専門委員会中心に進めるとともに、企業等への開設資金の寄付要請活動を本年度より本格的にスタートしたところです。一方、文科省の省令改正によって認可申請時期が早まり、開設前々年度の10月末が期限となりました。当初の開設目標に向かってカリキュラムの作成や教員体制などの検討を進めて来ましたが、申請時には施設建設の見通しや開設資金が用意されていなければなりません。このため開設資金が未だ不十分なことから、10月の理事会において開設目標を1年繰り延べし、2018年にすることを決定しました。なお、開設年次延期の理由が事務手続き上の問題であるとの誤解を生む報道が一部ありました(記事訂正を要請中です)。開設資金確保等の準備を整えた上で申請を行うことが延期の理由です。
また、これまで、独自の学校法人設立を目指す一方、他大学や公的機関等との連携による大学院や高等教育機関の開設も模索して参りました。知床の地で、野生生物と人間社会との共生を担う人材養成の教育機関を実現するため、今後とも幅広い活動を展開して参ります。
これからも皆様のご支援ご協力をよろしくお願いいたします。