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地域産業を支える学生たち

先週の北海道新聞に、大学キャンパスの閉鎖によるバイト不足が地元の農漁業に影響を与えている、という記事が掲載されました。

東農大キャンパス閉鎖 オホーツク管内の農漁業バイト不足 網走在住の学生大幅減 影響長期化も

知床に一番近い大学が東京農業大学オホーツクキャンパス(生物産業学部)で、学生の9割以上が道外出身者です。新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言を受けて春先からキャンパスが閉鎖され、現在網走市内にいる学生は6割ほどだそうです。一次産業を主とする当地域では、学生達が漁協や農家のアルバイトとして重要な役割を果たしています。大学は7月まではオンライン授業の予定で、バイト学生不足の長期化が農漁業に与える影響が心配されています。記事によると東京農大生のアルバイトによる生産拡大効果(推計)は農業で年約90億2千万円、漁業で年約44億8千万円(「北海道21世紀総合研究所」の調査)にも上るとのこと。

東京農大生物産業学部では、寒地農業やオホーツク海の生物資源に関する研究を展開しており、地域と密着した研究活動で地元に貢献していますが、学生さんたちも地域産業に欠かせない存在になっていることを、今回は示す結果となりました。

北海道新聞朝刊オホーツク版記事写真:2020512日付け北海道新聞朝刊オホーツク版

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